Mat Chair

MAT

チェア
コレクション

Foersom &
Hiort-Lorenzenによる
デザイン

常識への挑戦

長年の研究・試作・商品テストを経て、この度ノーマンコペンハーゲンから自信をもってMATコレクションを発表させていただきます。従来の家具素材の優れた代替素材として、高いリサイクル性と耐久性を有する麻と海藻を利用して作られた画期的なチェアコレクションです。

名前の由来でもあるMATという単語は、デザインの中核となる素材の革新を表現しております。リデュース・リユース・リサイクルの環境3R原則に基づき、MATコレクションは環境への影響を最小限に抑えるために、生産廃棄物を利用し、製品のライフサイクル終了時のリサイクルを容易にすることで、従来の家具の製造工程を革新することを目指しております。

MATコレクションの開発は、斬新なアイディアとリサイクル性を追求し、より環境への影響が少ない素材でインテリア性の高い家具をどのように作り出すかの探求でした。デンマークのデザインスタジオであるFoersom & Hiort Lorenzenによってデザインされたこの新しいチェアデザインは、何年もの研究と開発の結晶です。

ノーマンコペンハーゲンのCEO兼共同創設者であるJan Andersen氏は「Foersom & Hiort Lorenzenが麻のチェアコレクションのアイディアを弊社に持ち込んだ時すぐに興味を持ちました。好奇心は常にノーマンコペンハーゲンの原動力であり、新しい革新的な家具の生産方法を探求するという私たちのコミットメントを念頭に、デンマーク工科大学の麻素材の専門家とFoersom & Hiort Lorenzenとともに、このプロジェクトを実現するための道程が始まりました。」と述べています。

革新的な製造技術

長年にわたり、家具業界はプラスチック素材のチェアを数多く生み出してきました。一方で、デザイナーのPeter Hiort-Lorenzen氏は、よりサステナブルな素材の代替案を見つけるべく、Foersom & Hiort-Lorenzenで多くの家具の開発に携わってきました。

MATコレクションの開発は、斬新なアイディアとリサイクル性を追求し、より環境への影響が少ない素材でインテリア性の高い家具をどのように作り出すかの探求でした。デンマークのデザインスタジオであるFoersom & Hiort Lorenzenによってデザインされたこの新しいチェアデザインは、何年もの研究と開発の結晶です。

ノーマンコペンハーゲンのCEO兼共同創設者であるJan Andersen氏は「Foersom & Hiort Lorenzenが麻のチェアコレクションのアイディアを弊社に持ち込んだ時すぐに興味を持ちました。好奇心は常にノーマンコペンハーゲンの原動力であり、新しい革新的な家具の生産方法を探求するという私たちのコミットメントを念頭に、デンマーク工科大学の麻素材の専門家とFoersom & Hiort Lorenzenとともに、このプロジェクトを実現するための道程が始まりました。」と述べています。

座面は主に麻繊維で作られ、リサイクル可能なバインダーでパーツをつなぎ合わせています。また座面の素材のオプションとして海藻が選択可能です。座面は2つのカラーオプションがあり、パウダーコートが施されたスチールベースに取り付けられます。家具の生産で生じる廃棄物は粉砕され、リサイクルされ、新たなチェアの製造に回すことで廃棄物ゼロの生産を実現しております。

麻と海藻の可能性の 再評価

MATチェアの座面は、麻と海藻を使用した革新的なデザインとなっています。これらの素材は、より環境に優しい製品を提供するだけでなく、自然素材の美しさと独特の触感を際立たせています。

何千年もの間、麻はその強靭さ、耐久性、多様性で評価され、様々な製品に活用されてきました。高い持続可能性を持つ麻は、広く環境に優しい天然素材として認識されています。農薬や肥料を必要とせず、最小限の水だけで驚異的な速度で成長するため、麻は毎シーズン収穫することが可能です。さらに、麻は二酸化炭素を吸収し、温室効果ガスの排出を減らす役割も果たしています。麻の二酸化炭素の吸収量は生育条件によって異なりますが、1ヘクタールの麻は1シーズンで約15トンの二酸化炭素を吸収できることが示されています。

これまで活用が限定的であった海藻は、実は家具製造に適した理想的な素材となる多くの特性を秘めています。デンマーク、特にLæsø島では、非常に耐久性のある海藻を屋根の素材として使用するという、百年以上にわたる伝統があります。海藻は麻と同じく、多くの二酸化炭素を吸収することができ、高い耐久性を持つ素材として知られています。海藻は水中生態系の維持に重要な役割を果たしているため、海藻を収穫することは生態系に大きな影響を与える可能性があります。そのため、MATチェアの素材として使用する海藻は、デンマークの海辺に自然に打ち上げられたものを収集し、乾燥させています。これに粉砕された麻繊維を組み合わせて、MATチェアを製造しています。この製造工程により、素材の自然な美しさと触感を引き立てることができます。

循環性を重視した 設計

サステナブルな家具の実現を掲げて、MATチェアコレクションはリユースとリサイクルを前提に設計されております。MATチェアの各部品は家具としてのライフタイムが終わった後もリサイクルされ新たな製品の一部として生まれ変わります。

収穫
MATチェアは主にデンマーク近郊の農家で収穫された麻繊維で作られています。またオプションとしてデンマークの海辺からから採取される海藻を麻に混ぜた素材もご選択いただけます。
粉砕
麻の茎と海藻に加え、MATチェア製造で発生した廃棄物をそれぞれ粉砕し、均一になるよう加工が加えられます。
バインダー
粉砕された繊維は強度と耐久性を担保するために設計された環境にやさしい特別なバインダーと混ぜ合わせられ、シート状に加工、最終的にはチェアの座面部分へと変身します。
圧縮
シートを圧縮しチェアの座面を製造します。座面は精巧に切り取られ、シートのフチは職人によって手作業で丁寧にサンドペーパーがかけられアマニ油が塗装されることで、耐久性のある仕上がりになっております。
製品化
これら工程を経てMATチェアが完成します。サステナビリティを追求して製造されたMATチェアは家具としてのライフタイムが終わった後も、消費者の同意のもとブランドで回収、再粉砕されて新しい製品に生まれ変わります。
再利用
MATチェアは座面部分のリサイクル性が高いだけではなく、スチールの脚部分もデンマークの製造工場で分解され、新製品の製造に再利用されます。
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既成概念に挑戦する設計

1999年の創業以来、ノーマンコペンハーゲンのDNAの中心には、革新的なデザインを通じて既成概念に挑戦するという哲学があります。この哲学は進化を遂げ、革新的で持続可能なソリューションとビジネスモデルを追求するというコミットメントに発展しています。

MATチェアコレクションは、品質や耐久性を損なうことなく、より持続可能な選択肢を求める市場のニーズに直接応えています。MATチェアのローンチにより、ノーマンコペンハーゲンは家具業界における素材に対する従来の概念に挑戦しつつ、業界全体をより持続可能な解決策へと導く存在へと成長することを目指しています。

ノーマンコペンハーゲンのCEOであり共同創設者のJan Andersen氏は、「プラスチックを天然の麻に置き換えるというMATチェアの物語は、サステナビリティ、革新性、そして自然とのつながりを深く意識することへのシフトを象徴しています。この小さな一歩が大きな変化につながり、インテリア業界のサステナビリティへの意識改革に良い影響を与えることを期待しています」と述べています。

動画再生

MATチェアコレクションには、2種類のデザインのダイニングチェア、2つの高さが選べるバースツール、2つの高さが選べるバーチェア、そして2つの高さが選べるバーアームチェアがラインナップされています。すべての座面は麻素材、または麻に海藻を加えた混合素材から選択可能で、オプションとして座面前部または座面全体の布または革張り加工が可能となっております。

脚部のベースはパウダーコーティングされたスチールを使用し、ブラックまたはクリームの2つのタイムレスなカラーから選択可能です。MATコレクションはレストランから教育施設、ホテルのロビー、そして個人住宅まで、さまざまな空間や用途に適応することができます。

座面: 麻、海藻
布・革張り加工: デンマークKvadrat社製生地(Remix、Canvas、Steelcut Trio、Hallingdal、Divina、Divina MD、Divina Melange、Fiord、Vidar、Sacho Elle、Sacho Zero)、イギリスCamira社製生地(Oceanic、Aquarius、Main Line Flax、Synergy、Yoredale)、ドイツJAB社製生地(City Velvet)、Sørensen社(Ultra Leather)の全色
脚部: パウダーコート加工されたスチール製(クリームとブラックの2色)
価格: 価格表はこちらをクリックしてご覧いただけます。

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